ふくみみズム〜福耳流心と身体の向き合い方〜**ライフイズビューティフル

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【生き方を学べ!】林修の初耳学*天才 成田悠輔インタビューに学ぶ自由な生き方考え方

こんにちは、ふくみみです。

皆さんはイエール大学助教授「成田悠輔」という方をご存知でしょうか。

ふくみみがこの名前を初めて知ったのは、色々なセミナー情報が集まっているサイトの「おすすめセミナー」としてピックアップされているのを見たことでした。

今ビジネス界で最も注目されている人、と紹介されていました。

その時ふくみみは彼を知らなかったのですが、テレビもたくさん出演されていたのですね!

たまたま見ていた「林修の初耳学」のインタビューにも出演され見ていましたら、とても感銘を受けましたのでブログに残したいと思います。

 

成田悠輔さんの魅力

成田悠輔氏の経歴は錚々たるものです。

名門麻布中学校・高校から東京大学経済学部に入学。その後マサチューセッツ工科大学の博士号を取得し、現在イエール大学助教授をしているとのこと。

・・・天才!!!

ふくみみにとっては「憧れ」の人とさえも認識できないほど遠い世界の人です。

 

ですが、「林修の初耳学」を見ていて、成田悠輔さんに非常に魅力を感じました。

それは「既成概念に囚われない自由な考え方」です。

 

YouTubeではひろゆき氏とよく組んでいるみたい・・・。

ひろゆき氏はふくみみにとっての外見の先生です。快適に生きるための普段の姿勢を参考にしています。

もちろん頭の中身は到底真似出来ませんが・・・!!

成田悠輔さんも、ふくみみがひろゆき氏に参考にさせてもらおうと思ったいい意味での「緩さ」を感じます。

多くのことは小さいことだよ〜どんな悩みもスッと受け流して俯瞰したところから面白おかしく調理しちゃおう、みたいな(笑)。

根本の頭の回転が違うので、真似できるのは「外見(表面)」だけなのですが、それでも参考にし始めてからふくみみの人生はだいぶ変わりました。

だいぶ、楽になりました。

全てのことは力を入れて踏ん張ってやらなくても上手くいくんだな〜って。

 

林修の初耳学」でのインタビュー内容

さて、本題の「林修の初耳学」での成田悠輔インタビューの内容をまとめます。

生い立ち

成田悠輔さんのご実家は、裕福なご家庭ではなかったとのこと。

6畳一間に家族4人で暮らしてたとのことです。

父親は働かず、母親は夜になると泣き叫ぶ環境で育ち、そのうち父親は失踪。

母親はくも膜下出血に倒れて自己破産。

成田氏は「同じ時間に起きて同じ場所に行くということが普通に出来ない」子供だったとのことで不登校、学校に行ってもじっと座っていることが出来ずに校庭で寝転がって空を見ていたりしたそうです。

ですが麻布中学には合格・・・(天才だ〜不登校って言っても普通の不登校ではないかもしれない^^;)。

少なくとも、幸せな家庭環境で自己肯定感を育み、何不自由なく教育を受けさせてもらえた子供時代は過ごしていないようです。

そして東大から今に至るまでの錚々たるご経歴は前述のとおり。

 

日本の入試制度について

成田悠輔さんは裕福ではなく立派な親がいるわけでもないが、日本の入試試験制度のおかげで大学に入学できたので、日本の入試の仕組みは「公平」だと言います。

基準が「学力」だけなので、どんなに貧乏でも、性格が悪くても、友達がいなくても、テストの点さえ取れば入学できる。

そういう意味では多様な人を平等に入学させる仕組みであると。

しかし最近では学力だけで人の能力を判断するのはどうか、ということでアメリカの「AO入試」システムを採用している大学が増えました。

これは一見平等な見方が出来ると思いますが、なんでも出来る「八方美人」な人を量産するシステムになると。

また、「ボランティア活動」や「課外活動」がたくさん出来た子が評価されるので、そこに行かせることが出来る裕福な家庭が圧倒的に有利になるのですね。

貧乏な家の子はバイトとかしなければならないかもしれないし、ご両親が介護が必要な子もいるかもしれないしね。

ペーパーテスト制度であれば、確かにそういう環境は関係ないですね。介護で時間がない子でも効率よく勉強すれば点数は取れますし。

 

でも、ペーパーテストだけでいいかというと、成田氏も新しい評価の仕方が必要だと主張します。

理想の入試は、評価の仕方が何百個もあって、受験者がどの基準で評価されたいかを自分で選ぶことが出来るというもの。

例えばヨーヨーが得意な子はヨーヨーの技術で評価されれば国立大学に入学出来たりする。

・・・この方法でうまく行くかは少し疑問が残りますが・・・でも重要なポイントは「多様性」にあると思います。

世の中の他人や外界を見る目、評価基準がもっと多様にならなければならないなあ、ということかなと。

今であれば学力試験は確かに平等だけれど、人間は学力だけで測れるものじゃない。

人生がうまくいくコツは、いかに社会の固定概念にとらわれず、自分軸を持ち、自分の得意なことを伸ばすか、ということだとふくみみは最近思っているけれど、受験という人生の核となるイベントからその目線にしようよ、ということでしょうか。

 

最終的に成田悠輔さんと林修先生の両者が意気投合したところは、「凝り固まった価値観から自由になれる教育」というところだったと思います。

 

格差社会について

成田悠輔さんが言うには、「格差は気にしない方がいい。むしろどうすれば格差を作り出せるか」を考えたいとのこと。

その心は、格差が生まれるということは、例えば新しいビジネスが生まれて莫大な儲けがあり、経営者や従業員にたくさんのお金が回ることで富裕層が生まれて格差が出来るということですが、今の日本にそれほどの大きなビジネスが生まれていない。

だから富裕層も富を作り出せず、「一億総貧困化」しているとのこと。

富裕層が増えれば高額納税者が増え、その税金が正しく使われれば庶民にも恩恵があるので、どんどん富裕層が稼いで高額納税してくれた方が日本は栄えるのです。

でも現時点では稼げる人が少なくなって、日本は停滞ムード。

なので、どうすれば格差が生まれるほどの新しいビジネスを生み出せるかを考える方が日本のためには良いのではないか、ということです。

 

少子高齢化について

日本の経済の低迷の原因に少子高齢化を持ち出すのは「言い訳」ではないかと成田悠輔さん。

この意見、ふくみみは大いに同意します。

 

以下は成田悠輔さんの主張とは関係ないふくみみ独自の意見ですが、

少子高齢化だから出生率を上げなければ上げなければと言うけれど、それは経済の視点でしかないですよね。

地球から人間社会を見てみると、人間が多すぎるとふくみみは思っています。

(とか言うと嫌われる・・・)

また、高齢化はともかく少子化問題は自由な生き方が選択出来るようになった結果とも言えます。子供を持つか持たないかを選択出来るようになった。社会としては確実に生きやすくなったのだと思います。

 

成田さんは、今から日本の出生率を増やすと言っても、すでに子供を産める年代が物理的に減っている。だから出生率を増やすことを一生懸命考えても徒労だと。

ではどうすれば良いのかというと、解決策は「移民」。

ワールドカップでも数学オリンピックでも、「アメリカ代表」の見た目がアジア人だったり、アメリカ人ぽい人が1人もいないチームだったりする。

これぞ、新しい国の考え方なのではないか。

 

ふくみみは今まで、日本代表に日本人以外(国籍は日本だけれど)の方が含まれていると違和感を感じていました。

ですがこの意見を聞いて、確かにこれまでは凝り固まった価値観だったな、と腑に落ちました。

今まで「国籍」と「人種」は同一でなければならないものと思い込んでいたけれど、多民族国家アメリカでは国籍と人種が一致しない方が当たり前です。

そもそものアメリカを作ったのはヨーロッパの人ですもんね(0▽0)ですよね・・・

 

日本にいるからなかなか実感が持てないけれど、少子化になっていって移民受け入れが増えていくと、いろんな人種の「日本人」がいて当たり前になってくるのでしょう。

そんな時に差別問題などが起きないような自由な感覚を今から育てていきたいですね。

 

さて、最後に成田氏は「地球の歴史の尺の中で見ると、人類の歴史なんてほんのわずか」しかないとのこと。もし少子化が進んで人類が滅んだとしても、大きな尺度の中では一瞬の出来事にすぎない。そうなったらそれでもいい。

物事をどれくらいのスケールで見るか、いかに時間を超越したところで見られるか、ということが大事。

 

これまさに生き方の考え方に繋がりますね。

少子化という大きな問題から例えると分かりにくいけど、日々の小さな個人的な悩みをどう捉えるか、ということにつながると思います。

先に「小さな」と付けてしまいましたが、ほんと、多分全てが「小さな」悩みと言って良いと思います。

 

かといってふくみみも悩みに囚われて一日起きられなくなることも多いのですが、その時に絶望せず、大きなスケールを想像してひたすら不快感に耐え、絶望感が過ぎ去っていってくれるのを待ちます。

すると不思議と新しいアイデアが湧いてきたりして、生きるのが楽しいと思えたりする。

その繰り返しで我が人生を終えた時、自分では長い道のりだったけど人類の歴史の中では顕微鏡で見ても見えないほどの大した時間じゃないんです、きっと。

それなら、ちょっと失敗してもどうせ見えないんです(笑)。

辛いことも消えちゃいます。

そういう大きな目で見ると問題が問題でなく感じられるようになるよという話。

 

おわりに

天才の話も自分の生き方に利用させていただいちゃいました。

最後に、成田悠輔氏の弟さんもすごい人でしたのでご紹介します。

 

成田修造さん。

Twitterが面白かったので引用させていただきます。

twitter.com

 

壮絶なご家庭だったようですが、弟さんもめちゃくちゃ優秀で。。。

親は「子供の将来のために」といろいろと考えたりするけれど、家庭環境や子供の頃の育ち方なんて大した問題ではないのかもしれません。

まして学校に行くか行かないかなんてどうでも良いのかもしれませんね。