ふくみみズム〜福耳流心と身体の向き合い方〜**ライフイズビューティフル

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【交通事故ワーストワン】16年連続交通死亡事故件数ワーストワンを更新した愛知県が、3年間ワーストワンを脱却出来ている理由

こんにちは、ふくみみです。

皆さん、愛知県が過去16年間にわたって交通死亡事故発生件数ワーストワンの県であったことをご存じですか。

ふくみみの祖父母の家は愛知県名古屋市にあるため、これを見て黙ってはいられませんでした・・・。

16年もの連続記録ってなぜ!?

原因がわかればと思い、調べてみました。

愛知県はなぜ交通事故が多いのか

まず気になるのが、なぜ愛知県がダントツで交通事故が多いのか、ということです。

名古屋走り

愛知県には「名古屋走り」という言葉が存在しています。

名古屋走りとは・・・色々あるようですが、代表的な特徴は以下の通りです。

「信号無視」「ウィンカーを出さない」「車線またぎ」「スピード違反」「右折時の早曲がり」「歩行者軽視」。

なかなか悪質ですね・・・。

以下の記事は恐怖の状況がイメージしやすかったです。

nikkan-spa.jp

「名古屋走り」とはいうものの、実際は名古屋よりも郊外の尾張小牧などの方によく見られるとのことです。

 

ところで「名古屋走り」に限らず、交通ルール違反だけれど地域の暗黙の了解ルールというのは各所に存在するようです。山梨、松本、広島など・・・。

ふくみみが原付バイクに乗った時、東京では「2段階右折」をしないとすぐに捕まってしまいますが、川崎ではパトカーの目の前で普通に右折レーンを曲がっても何も言われません。

当時「神奈川県警は不祥事が多いから一般のルール違反に甘い」との噂が流れていました。10年ほど前の話です。

 

名古屋走りはダントツで有名なようで、名古屋での運転はやめようと思いました。

 

初見殺し

名古屋の道路は、トヨタの本拠地であるため非常に広く整備されているとのことです。

100メートル道路もその理由なのかしら?

ともかくも車線が多い。

さらに、日本で唯一の「基幹バスレーン」などというものが設けられています。

普通、基幹バスというのは道路の一番端の車線を走行車線としますが、名古屋の基幹バスレーンは中央に位置します。

そのため、一般車両の右折レーンの右側に「基幹バスレーン」がある、なんてことが起こるらしい。

www.youtube.com

 

これは確かに、初見殺しですね。

ちなみにふくみみは今回初めて「初見殺し」という言葉を知りました・・・。

殺されたくないので、やはり名古屋で運転するのは絶対やめよう。

 

愛知県の道路は難易度が高いそうで、初見殺しは基幹バスレーンだけではないようです。

その代表としてよく挙げられていたのが「名古屋駅北口駅前のオブジェを廻る車線」。

www.youtube.com

 

ところがこのオブジェは現在解体工事中。

この辺り再開発されるようで、ロータリー方式から三差路になるとのことです。

www.tokai-tv.com

 

でも動画を拝見していると、どの道路も広くて車線が多いので初心者ドライバーや初見ドライバーには名古屋周辺道路はかなり難易度が高いのは確かですね。

愛知県の交通事故が減った理由

2018年を最後に、愛知県は交通事故ワーストワンを脱却しました。

16年もの間、連続記録を更新していたのになぜ、交通事故を減らすことが出来たのでしょうか。

 

実際には、急に愛知県警が対策を取ったということではなく、数年に渡り分析と対策が行われていたようです。

 

第11次愛知県交通安全計画

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/393644.pdf

交通安全基本計画及び愛知県交通安全計画における目標・実数値の推移

 

以下は平成22年の交差点カラー舗装の対策についての資料です。

https://www.hido.or.jp/14gyousei_backnumber/2010data/1010/1010chiiki-aichi.pdf

基幹バスレーンは現在でも混乱の原因であることは間違いないですが、以前はカラー舗装もされていなかったのですね!

想像するだけで恐ろしいです・・・。

 

さて2019年からはめでたくもワーストワンを脱したことについては、以下の記載を見つけました。

  • 高齢者・歩行者・自転車・交差点を「抑止の柱」に
  • 「夕方5〜7(ゴーナナ)は魔の時間」として、この時間帯に街宣活動を強化
  • 交通事故分析システム「ロケーションアナライザー」の導入
  • 防犯カメラを設置し、設置箇所であることを掲示アピール
  • 企業に協力してもらい、往来のビルに赤色灯を設置(パトカーがいるように思わせる)

これらの強化対策により、2019年〜2021年の3年連続で交通事故ワーストワンを脱却しています。

 

おわりに

愛知県民の皆さんも16年連続交通事故ワーストワンという実績には「恥ずかしい」という感情を持っているようで、交通事故対策の関心は高くなっているようです。

テレビでもたくさん報道されているようですし。

愛知県警の街宣活動の強化なども功を奏し、県民の意識も上がっているのかもしれませんね。

「名古屋走り」が減っていくことを切に願います。

(ちなみに愛知県人ではない友人に「名古屋走り」のことを話したら、「ああ、愛知県人やりそう」ですと!!ガッデム!)

 

駅前の再開発も進むとのことで、「初見殺し」などと言われない分かりやすい道路交通ルールもお願いしたいですね。